プロパンガス料金

都市ガスってどんなもの?メリット、デメリットについて知っておこう

ご家庭で使用するガスには、大きく分けて都市ガスとプロパンガスの2つがあります。
プロパンガスについては当サイトの別のページでも詳しく解説していますが、都市ガスとはどのようなものなのでしょうか?
都市ガスの特徴を捉えながら、そのメリット、デメリットについて知りましょう。

都市ガスの特徴

そもそも都市ガスとは、製造工場で作られたガスを地下に埋められたガス管を通して供給されるタイプのガスのことです。地形などによりガス管が通らない場所もあるため、利用者は主に都道府県の人口の多い都市に集中しています。
都市ガスは電気や水道などと同じく公共料金で、会社は国や自治体への届出なく勝手にガス料金を決めることはできません。プロパンガスは自由料金のため会社の数も多くありますが、都市ガス会社は全国で約200社ほどです。
都市ガスは、ご自宅の地域で供給している都市ガスと自治体のガス局両方と契約することで供給を受けることができます。
現在日本の都市ガスには、6A・5C・L1・L2・L3という発熱量の低いグループと、13A・12Aという発熱量の高いグループの7種類があります。この中でも13Aが主流で、東京都をはじめとしてよく使われています。都市ガスはその種類ごとに使用するための器具が異なるため、引っ越しなどの際に使い回しはできません。ご注意ください。

都市ガスの原料

都市ガスには、主に天然ガスが使用されています。この天然ガスはメタンを主成分としており、常温では液化しないためプロパンガスのようにガスボンベを使っての運搬ができません。そのため、都市ガスはガス管を通して各ご家庭に届けられています。
実は天然ガスには臭いがなく、色も味もありません。しかしそのままの状態だとガス漏れに気づかず危険なため臭いをつけているのです。あのガス特有の臭いをつけることは、法律で義務付けられています。
天然ガスには有害な一酸化炭素などは含まれておらず、大気汚染物質の排出も少ないため地球に優しく安全な燃料です。
日本では天然ガスをオーストラリアやマレーシアなどから輸入しています。天然ガスを-162℃以下の液体にし、体積を600分の1にしてLNG(液化天然ガス)の状態でタンカーで運搬され日本に届けられます。天然ガスは海外のみならず、北海道や千葉など国内でも採掘することができます。

都市ガスのメリットとデメリット

都市ガスのメリット

都市ガスは何といっても料金が安いです。プロパンガスの場合は運搬などをはじめとして人件費がかかりそれを料金に上乗せされてしまいますが、都市ガスはガス管を通しているため人件費分安いのです。また、公共料金であるため頻繁な値上げもありません。プロパンガスは自由料金ですので、プロパンガス会社が独自に値上げをしてしまいます。このような心配がないのは非常に安心です。
また、都市ガスは場所をとるということがありません。これがプロパンガスですと、ガスボンベの設置場所が必要なため場所を取ってしまうのです。都市ガスであれば、場所を確保せずともガスの供給ができます。
さらに都市ガスは各家庭のガスメーターにマイコンメーター組み込まれています。もし長時間ガスが大量に使われていた場合や急にガス圧が低下した場合など、異常が起きたときには自動的にガスが止まります。仮に震度5以上の地震など大災害が発生した場合でもすぐにガスを遮断することができるので、都市ガスは安全性が高いといえます。

都市ガスのデメリット

先に挙げたように、都市ガスは種類によって器具が異なるので、引っ越しをする際は新しくその場所のガスにあった器具を買い替えないといけません。プロパンガスですとどの会社でも成分はほとんど変わらないため、器具の使い回しが可能です。
新規で都市ガスに切り替えるためには、高い工事費用がかかります。プロパンガスの場合10万円未満で抑えられる設置費用も、都市ガスの場合は15万円程度かかってしまいます。その上もしもご自宅の近くに都市ガスのガス管が通っていなかった場合は、更に工事費用が上乗せされてしまうのです。
また、大災害の発生時は都市ガスが止まってしまいます。ガス管は地下の深いところを通っているため、復旧にはかなりの日数を要します。

 

いかがでしょうか。
都市ガスとプロパンガスそれぞれのメリット、デメリットを踏まえ、ご家庭にあったガス会社の選択を行ってください。

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