プロパンガス料金

災害に強いプロパンガス

プロパンガスは高いし、いっそオール電化にしてしまおう!などとお考えの方はいらっしゃいませんか?
でもその判断は時期尚早です。プロパンガスには最大のメリット「災害に強い」という特徴があります。
ここでは、なぜプロパンガスが災害に強いといわれているのかを解説致します。

プロパンガスと地震

プロパンガスには地震発生時の二次災害を防ぐ工夫が施されています。
ガスメーターには、マイコン制御装置が組み込まれています。これをマイコンメーターと呼び、ガス漏れなどによるガスの圧力低下やガス使用量が急激に上がった場合、自動的にガスが遮断されます。また、プロパンガスを使っている最中に震度5以上の大きな地震を感知した場合も同様にガスを遮断してくれるシステムになっています。
ガスが遮断された場合、マイコンメーターに記号が表示されます。記号は地震などの災害が発生した場合やガスの圧力が低下した場合などで異なりますので、きちんと表示を確認した上で復帰ボタンによるガスの復旧やプロパンガス会社への連絡を行ってください。特にガスの臭いがしている時は危険なので、プロパンガスの元栓を閉め契約中のプロパンガス会社に連絡するなどの迅速な対応を行ってください。
さて、地震に話を戻しますと、このマイコンメーターの機能によって地震などの大災害の後の二次災害を防ぐことができています。プロパンガスによる二次災害とは、ガス管の亀裂によるガス漏れやプロパンガスによる火災、爆発などのことです。先の大震災で、プロパンガスは二次災害を発生させない安全性を実証しています。

プロパンガスと災害時の復旧

プロパンガスが地震に強いと言われているもう一つの理由が、地震発生後のガスの復旧の早さです。
地震などの大災害が起こった後の問題の一つに、電気・ガス・水道のライフラインの復旧が挙げられます。電気・ガス・水道は生活になくてはならないものですが、完全に回復するまでに長い時間を要します。各ライフラインの被害状況がひどい場合は、復旧までに何ヶ月もかかってしまうことすらあります。
そんな中で、早いうちに復旧させられるのがこのプロパンガスです。都市ガスはガス管が地中深くにあるため、被害も大きくなりがちでなかなか回復できません。しかしプロパンガスはガス管の配管が短く災害の後の点検がしやすくなっています。ガスボンベも各家庭にあるため、すぐにガスを使うことができるのです。
東日本大震災や熊本地震では、やはりプロパンガスの復旧が早かったといいます。これらの大地震の時、都市ガスは復旧までに約2,3ヶ月ほどの時間がかかってしまいました。ところがプロパンガスは早いところで1週間程度で復旧ができたとのことです。
各家庭へのプロパンガスの復旧だけでなく、避難所や仮設住宅でもプロパンガスは重宝されたようです。プロパンガスはガスボンベの運搬によって供給を即座に行えるため、配送するための道路さえあれば供給が可能なのです。
これが、プロパンガスが災害に強いといわれている由縁です。

プロパンガスの災害時の評価

地震に強いプロパンガスは、消費者の間でも導入の見直しがされているようです。
やはり、災害に強いというのは最大のメリットであるといえます。非常時にほぼすべてのライフラインが止まっている中、ガスだけでも使うことができるのはだいぶ心強いことでしょう。
これから先の大災害が懸念されている今、復旧しやすいライフラインに注目が集まっています。

 

いかがでしょうか。
都市ガスやオール電化などの地球に優しいライフラインも大切ですが、災害に強いプロパンガスについても再び検討し直してみてください。

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