プロパンガス料金

プロパンガスと都市ガスの決定的に違う3つの事

言葉では「ガス」とひとまとめにしても、実はプロパンガスと都市ガスは全く違うものです。
プロパンガスと都市ガスで料金の差を比べる事はよくありますが、そのまま比較するのは正直あまり意味のないことであったりもします。
ここでは、それぞれの違いについて確認していきましょう。

1,プロパンガスと都市ガスの料金

プロパンガス

プロパンガスはプロパンやブタンを主成分としています。液化石油ガスとも呼ばれ、圧力をかけると常温でも液化する性質を利用してガスボンベでの運搬をしています。プロパンガスは液化した時に体積が気体の250分の1程度になるため、液化したほうが運ぶのに便利なのです。
プロパンガスは自由料金です。そして会社側が自由に料金を設定でき、国や自治体などへの届出が必要ありません。プロパンガスはほどんどを輸入に頼っているため、ガソリンや石油のように原油価格が高騰するとプロパンガス代も高くなります。その輸入品である事情とプロパンガスの輸送にかかる費用などを合わせて、プロパンガス会社は料金を高くしてしまうことがあるのです。

都市ガス

都市ガスは主にメタンを主成分とした天然ガスを使用しています。天然ガスは常温で液化しにくく空気よりも軽いという性質があります。この性質を利用して、都市ガスは供給所の貯蔵タンクから地下に埋め込まれているガス管を通して直接各家庭に送り込まれます。
都市ガスは公共料金のため、会社側が独自に料金を設定することは不可能です。国や都道府県などの自治体に届出をしてから、認可が下りて料金が決まるのです。そのため頻繁に料金が変わるということはまずありません。天然ガス運搬のための人件費もほとんどかからないので、その分料金が安くなっているといえます。

2,プロパンガス・都市ガスの工事費用

プロパンガス

プロパンガス業界には、プロパンガスを使ってもらう代わりに配管などの工事費用を無償にする、無償貸与という昔からの慣わしがあります。しかしこれは完全無償というわけではありません。工事費用を無償にすることと引き換えに、大前提として10〜15年程度継続して契約の継続を行うことが条件であったりするのです。
このことを知らないまま他のプロパンガス会社に乗り換えようとした場合、元々契約していたプロパンガス会社は回収しきれなかった工事費用を消費者に請求してきます。しかもそもそもプロパンガスの配管の工事費用の無償に関する条件を説明していないことがほとんどでした。
本来工事費用を一括で支払う場合10万円未満で済みますが、無償貸与の場合は実質分割払いと同等のため総額で15万円ほどの金額になってしまうことがあります。
後々高額な出費にならないためにも、あらかじめプロパンガス会社に確認をしましょう。現在は工事の際に、一括払いか無償貸与か選ぶことができるプロパンガス会社が多いです。

都市ガス

都市ガスには無償貸与のような制度はなく、配管などの工事費用はほぼ消費者負担になります。
基本的に工事費用は15万程度までと考えられていますが、ご自宅前に都市ガスのガス管が引かれていない場合はガス本支菅工事の費用がかかってしまいます。この費用はご自宅までガス管を引く距離などで大きく変わってきますので、ガス管までの距離がかなり遠い場合はかなり高額になってしまう場合があります。

3,プロパンガス・都市ガスの熱量

プロパンガス

熱量(燃焼カロリー)は、要するに火力に直結します。
プロパンガスの熱量は24,000kcal/㎥と言われています。この熱量は都市ガスと比べて2倍以上高いものですので、強力な火力が出ます。つまり強力な火力が必要な製造工場や飲食店では、プロパンガスが導入されているとも言えます。

都市ガス

都市ガスの熱量は11,000kcal/㎥ほどです。プロパンガスに比べて火力は劣りますが、一般家庭での燃料としては全く不足はありません。
都市ガスはプロパンガスに比べて安価と言われていますが、熱量を比較した時にこのような違いが出てきます。プロパンガスと都市ガスの料金を比べる時には、地域の都市ガスの1立方メートルあたりの料金を2倍してプロパンガスの料金と比較することが必要です。

 

いかがでしょうか。
プロパンガスと都市ガスの違いを見極めた上で、ご自宅のガス会社を選定してみてください。

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